このたび、当社の前身である株式会社トップランクは、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの推薦を受け、経済産業省より「はばたく中小企業・小規模事業者300社(人への投資・環境整備分野)」を受賞致しました。これは経済社会構造の変化に対応して事業変革や新規事業に挑戦し、地域経済や日本経済の成長への貢献が期待できるモデルとなる中小企業を選定し経済産業大臣名で表彰するものです。
■自動車業界の一員として始めた人財事業
創業以来自動車事業を展開してきた当社は、2016年に人材不足という深刻な課題を抱える自動車業界の活性化を目指し人財事業を立ち上げ、自動車業界特化型人財サービス『クルマヤドットネット』を展開してまいりました。また、自社において外国人整備士の活躍が事業成長の大きな支えとなった経験から、「国籍問わず優秀な人材が今後の日本の自動車業界を支える柱になる」という信念のもと、新卒留学生整備士の就職支援など、自動車業界における外国籍人材活躍推進にも併せて重点を置いてまいりました。
■近年の取り組みとJICA民間連携事業の受託
自動車整備士の全国平均年齢が46歳を超える中、若手人材の採用は今後更に困難を極める危機的状況にあります。この状況に新たな一手を投じるべく、当社は留学生や技能実習生などの既存制度とは異なる、新たなアプローチを模索してまいりました。その結果として、ベトナムにおける人材育成及び自動車整備人材の還流を促進するスキームの構築を目指し計画したところ、同プロジェクトがJICA(国際協力機構)の民間連携事業として採択されるに至りました。
本事業、「ベトナム国優良自動車整備人材還流プラットフォーム構築のための案件化調査(中小企業支援型)」は、自動車業界における深刻な人材不足の解決を目指し、ベトナムでの人材育成と自国への還流を図るもので、既存制度における課題払拭と、若手人材の確保及び育成、そして国際的な人材交流の促進を図ることを目的としています。本事業の成果として既に第一期生の育成が開始されており、引き続き業界のニーズに応えられるよう、より多くの優秀な人材を早期に育成することに全力を尽くしてまいります。
■更なるサービス拡充に向けて
急速に時代が変化する中、企業が人材を採用し続けるためには社内制度や職場環境の整備、企業ブランディング等による企業の魅力発信など、多岐に亘る取り組みが必要となっています。
そのような、多くの企業から寄せられるご要望に応えていくべく、当社は人材支援の枠を超え、企業が抱える様々な課題に対するソリューション提供へと支援を拡大して参りました。
2024年1月には更なるサービスの拡充を目指し、当社(TOPRANK GLOBAL PARTNERS株式会社)へ事業を移管。新たな支援体制のもと、人材支援、経営支援、マーケティング支援という三本柱を軸に、悩める経営者の真のパートナーとして、企業が直面する様々な課題に寄り添い、成長を支える支援を行っています。
自動車業界において欠かせない、成長を目指す企業にとって唯一無二のパートナーとなり業界の発展に寄与すべく、更に邁進してまいります。今後とも、皆様からの変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
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